第三回Blog勉強会に参加した
5月28日(金)の午後1時より、六本木ヒルズ49階にて、「Blog勉強会」というのが有りました。ここで開催を知り、ちょうど仕事があいていたので、急遽申し込んで参加してきました。
今回で三回目、ということだそうです。東大・東工大・慶応SFCや、各種大学院からの学生が多く、それ以外にニフティなどのサービス会社の方も来ていました。一般は少なかったですので、肩身を狭くして(^-^;聞いていました。
とはいえ、決して難解内容ではなく、堅苦しくもなく、わかりやすく楽しい説明が多くて、とても面白かったのです。結局、仕事により中座したのですが、きわめて有意義でした。
で、どんな内容だったかというと…それまであまり知識がなかった私には、あまりにも得た情報量が多すぎて、うまくまとめられません。それぞれ皆さんの研究領域から、Blogに対してアプローチをしていました。
・Blogとは何か?
・Blogはなぜ面白いか?
・さらにBlogを面白く、便利にするには?
・Blogの広がりによる問題点は?
だいたい、こういうアプローチですね。
幾つか、印象的な内容を。
・鈴木健(シンプルプロダクツ)さん
Blogは何故流行ったのか。技術的にはそれほどたいしたことでは無いのに。
→自分の情報を自分で保有したい/情報そのものより「物語」をもとめる
・大向一輝(国立情報学研究所)さん
川崎市山田歯科医院のページに「月曜日から土曜日まで開いています」と書いてあり、川崎デンタルクリニックのページには「休診日は月曜日と土曜日」と書いてある。「水曜日に川崎の歯医者に行きたい」という検索をコンピュータにやらせるには、全体としてどういう仕組みが必要なのか。
・南野朋之(東京工業大学)さん
「チャーシューが厚い」はポジティブだが、「ノートパソコンが厚い」はネガティブ。評価検索で、これを見分けられる。
・須子善彦(慶應義塾大学)さん
「自由すぎることへの飽き」:選択をする事は苦痛/情報過多で処理が追いつかない/いつでもどこでも自己責任で、はイヤ。
・村上明子(日本IBM)さん
政府とマスコミ以外が、ネットの情報をHDDに貯め込むのは著作法的にグレーな行為で、(スナップショットを保持している)Googleも違法?→関連
・森幹彦(京都大学)さん
・Blogの更新は、毎日5時と、毎週日曜に、もっともなされない。
・Blogは掲示板と違い、議論を好まない傾向がある。具体論を避け、一般化した言い方が多い(分かる人に分かる言い方)。センシティブな話題も扱わない人が多い。
・濱野智史(慶應義塾大学)さん
コミュニティ造りが、自分に関連する情報を優先していくと、タコツボ化・島宇宙化する危険がある。
#私が聞いたのを(私なりに理解して)書き直している物なので、必ずしもご発言をそのまま正確な形で表した内容ではありません。また、ご本人の意見ではなく、他の論文等を引用しての発言もあります。何卒ご了承下さい。
他にもたくさんあるのですが、また折に触れて。
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