「波動」と「バイブス」の共通点
共通点っていうか、言葉として近いものだと思います。
○窪塚洋介、第一子誕生後のマスコミに対するコメント:
「かわいい子供を世の中に送り出していくので、ピースな愛のバイブスでポジティブな感じでお願いします」
○J-WAVE tokio hot100に出演した、m-floのVERBALのコメント:
ゲストたちとは、レコーディングは別録り?(VERBAL)「すべて一緒にレコーディングした。バイブスを合わせてやりたかった!別々でもできるけど、良い意味のアクシデントが生まれないよね!」
○英辞郎より
・vibes
【名-2】 雰囲気から起きる感情
・by thought vibes
(念力{ねんりき}による)波動{はどう}を通して
じゃあ、波動ってなんなのよ?というと、主に年配者向けの健康雑誌等に良く載っている、「氣」のような概念ですね
人もまた、自分自身から様々な波動を出しています。「あの人とは気が合う」などという場合は、相手があなたと同じような波動を持っているということになります。
また、「病は気から」という言葉があるように、その人の心の状態=精神波動は、様々な病気と共鳴・同調することがわかってきました。ですから、いつもニコニコと前向きに生きることは、波動的に見てもとても重要なことなのです。Q.波動を知るためにはどうすればいいのですか?
A.月刊『波動』を年間購読しましょう。私たちの研究も日進月歩で進んでいます。
月刊「波動」…うーむ。(^-^;(そのほか、Googleの「波動とは」検索結果)
この波動というヤツと、「バイブス」ってヤツを、いたるところで最近みかけるのですよ。こんなに抽象的で、(はっきり言って)胡散臭い概念がこれだけ流通する理由がどこにあるのか?
・周期運動である
・固有に持っている
・でも、相手に伝わる
・共鳴(レゾナンス)がある
こんな感じの概念なんでしょうか?
「光」を粒子と見るか波と見るか、というのと同様に、物事を色々な切り口で見ようということであれば賛成です。人間関係、感情、社会状況という、様々な相関関係、因果関係で成り立っているものが、表面的な現象として、上記4つのような状況になるというのは、私も認識しています。
ですので、近似的に「波動」という尺度でモノの考え方をするのは、注意深くやれば、まあアリなのかな、と思います。(VERBALのコメントなんかはそれに近いかな?)
でも、あたかも物質的実体として「波動」「バイブス」というものが存在し、それが作用している様な言い方、物の考え方は、どうもおかしいと思うのです。
#波動石とか、波動水とかのことです。低周波治療等は、また話が違いますけどね。
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人間はすぐ、因果関係を特定したがります。もちろんそれが、新しい知識や科学へとつながっていったわけですが、中途半端で浅はかな因果関係のとらえ方をし、それを盲信すると、とんでもないことになります。
波動やバイブスという概念は、そういう意味では取り扱いに注意が必要なアナロジー(たとえ話)だと思うのです。
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#極端な話、森羅万象全てが波動だ、とかいう考え方なら、まだ理解できるんですよね。だったら、波動石なんて中途半端な物も出てこないと思うのに。
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