あるフェラーリの運転席の光景

　ちょっと驚いたこと。

　昼下がりの渋谷・桜丘町の並木道。営業回り中に一服しようと、車を道路脇に止めているとき、後ろから「ドドドド」という轟音の排気音の車がやってきました。真っ赤なフェラーリＦ３５５のオープンカー！おお、すげぇ！

　どんな人が運転してるのかな、と、すり抜けていくフェラーリの運転席をジロリと拝見。白いＴシャツにジーンズ、茶色いサングラスに茶髪の、２０代前半のオニイちゃん。ガムを噛んでますね。

　ああ、まあね。お金持ちのおウチなのでしょう。ちょっとだけ「モヤモヤ」した気持ちになりましたが、世の中そんなものです。いや、ココまでは良いのです。

　ところが、このオニイちゃん、なんと「週刊少年ジャンプ」を読みながら運転していたんです…！

　なんだかね、「モヤモヤ～」が、「モヤモヤモヤモヤ～」くらいになったんですよ。

●モヤ１：マンガ読みながら運転してたらあぶないだろ！
●モヤ２：山手線の中でマンガ読んでいる２０代っていうのも恥ずかしいのに、まして公道でオープンカーでしかもフェラーリかよ！
●モヤ３：しかも「週刊少年ジャンプ」かよ！
●モヤ４：身の回りに、誰も注意する人がいないのかなぁ。
●モヤ５：モヤモヤモヤモヤ～

　彼は、さわやかに２４６を駆け抜けていきました。ジャンプ読みながら。