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2004.07.04

座右のゲーテ

 齋藤孝氏の本「座右のゲーテ」。売れているようですね。齋藤孝氏の本の作り方を見ると、本(出版)のマーケティング、というものを感じることができます。

●内容のカテゴリ

●タイトルなどに含まれるキーワード

 これらが、

・真摯さを感じさせる
(筆者がどれだけ本気で書いているか)

・真実味を感じさせる
(思想的血統)

・流行の考え方に則っている
(言葉遣いなども含めて)

・内容が生活に適用できる
(悩み解決・人生にプラス)

 と言うことが必要なようです。と言うわけで、購入してしまった私。(苦笑)

 
 この本の中身は、ゲーテの言葉を引用し、齋藤氏自身の成功と結びつけて人生訓を説いていく、と言う内容だったと思います。そんなに印象的な内容は無かったのですが…

 今回記事にしたのは、「座右のゲーテ」を読んだ後、たまたま「詭弁論理学」(野崎昭弘著)という本を読んだからです。下記の様な内容の記述があり、驚いたのでした。

「ゲーテは全てのことを言った」という冗談もあるくらいで、名前で脅かそうとするときには、ゲーテは便利な人物である。「日本の文学者はダメですねぇ。ゲーテもこの間テレビでそう言ってましたよ」
 自分の人生に皮肉を言われているようで、ちょっと可笑しくなりました。

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コメント

はじめまして.TB送らせて頂きました.いつも興味深く拝見しています.
この本ずっと気になっているのですが,未だに買えず(^^;
「詭弁論理学」も学生時代から読もうとして早○○年‥.久々にタイトルを目にしてギクッとしました(苦笑)

TBありがとうございますー(^^)

両方とも、一読の価値はありです。ぜひぜひ!

#今読んでいるのは「考具」です。

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» 壁に突き当たってます(^^;) [布袋様の堪忍袋]
先日本屋で見つけて気になっていた『座右のゲーテ』(齋藤 孝)がit1127の日記 [続きを読む]

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