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2004.07.07

「バカにつける薬」をマジメに考える

 つける、というか、飲む、ですけど。

 いわゆる頭脳系サプリメントといわれるもの、結構あるんですね。

 情報があちらこちらに散っているので、いろいろ集めてみました。(ある程度情報を集め、それなりに信頼できるかなぁ、と思ったものを集めました。しかし、所詮売り文句なので、不正確なものがあったりすると思います。ご了承ください)

 下の中には、一部医薬品扱いのものもあるようです。上のほうが一般的、下のほうがいわゆる「スマートドラッグ」と呼ばれているものです。◇は情報の引用元。

 なお、摂取にはくれぐれもご注意の程を。ブドウ糖でも、過剰摂取は糖尿病になりますので。

---

●ブドウ糖
脳神経細胞だけでなく、全ての細胞の活動に必要なエネルギー源。

●カルシウム・マグネシウム
神経細胞の神経伝達物質の受け渡しに必要(イオンポンプ作用)。足りなくなるとイライラする、といわれる。

●レシチン
レシチンは卵や大豆に含まれる「リン脂質」で、乳化剤としても使われ、アセチルコリン(神経伝達をする物質)の原料を補給します。
アセチルコリンはコリンアセチルトランスフェラーゼという酵素によって、コリンとアセチルCoAとが結びつくことによって合成されます。アセチルCoAは糖質やアミノ酸、脂肪酸から作られますので、まず不足することはありません。そこでコリンを含むレシチンの摂取が必要となるのです。

●ビタミンB群
特にB5(パントテン酸)、B12が必要のようです。

●カフェイン
眠気倦怠感防止、覚醒・血行増進・リラックス・集中作用など。近年特に、確実に脳に効果があるといわれている。ただし、習慣性になると効果が落ちるとも。

●DHA(ドコサヘキサエン酸)
情報の伝達=細胞を柔らかくし、活性化させるので、情報伝達が早くなります。
学習機能を向上=140兆個ある脳細胞の細胞膜を構成する物質で脳細胞間の情報伝達を司るシナプスの構成成分。脳のリン脂質の中に入り、脳細胞を活性化させます。

●イチョウ葉エキス(ギンコライド)
イチョウにはギンコライドというテルペンや10種類以上の特有のフラボノイドがあり、6種類は二つのフラボノイドが結合した二重フラボンという珍しい形となっています。これには非常に強い活性酸素除去作用や血管拡張作用があり、またビロバライドというテルペンには神経の修復作用があることも解かっています。
さらにPAFという血小板凝集因子を阻害し、血液の流れをスムースにします。これは栄養素の運搬、酸素の供給などを速やかにし、パフォーマンス改善に大きく役立つでしょう。また脳内での血流が増進することは、脳におけるATP産生も増加するということ。これによって脳の働きが向上することは論をまちません。血管拡張作用や血流増進作用により、視覚や聴覚を鋭敏にするとも言われています。
さらにイチョウ葉には、海馬においてアセチルコリン受容体のサブタイプ(ムスカリンレセプター)の数を増やすという報告があります。脳のα波を増加させたり、ドーパミンのレベルも上げたりすることも解かっており、集中力増大や疲労軽減にも役立つでしょう。

●ガラナ
アセチルコリンを合成するコリンアセチルトランスフェラーゼのことが出てきましたが、ガラナには、この酵素を脳の海馬から分泌させる作用があることが解かってきました。
またアルツハイマー病ではΒアミロイドというタンパク質が脳に溜まることが原因となるのですが、ガラナにはこのΒアミロイドの合成を妨げる役割もあります。その他、疲労回復・強精作用もあります。

●PS(ホスファチジルセリン)
脳のリン脂質に多く含まれるのが、このホスファチジルセリン(PS)です。PSは脳神経の細胞膜における重要な構成物質であり、栄養素の取り込みや老廃物の排出、細胞間におけるシグナルやイオン、ホルモン、神経伝達物質の交換などをスムースに行わせる働きをします。50代以上に効くと言われています。

●ARA(アラキドン酸)
ARA(アラキドン酸)は、人のからだの構成成分。細胞膜をつくっているリン脂質を構成する脂肪酸の一種で、記憶をつかさどる海馬にも多く存在。ARAは加齢とともに減り、体内ではほとんど作ることができない。

●DMAE(ジメチルアミノエタノール)
自然に存在する物質で、食品では魚に多く含まれます。神経伝達物質の一つで、情報を脳に記憶するために必要となるアセルチルコリンの生成を高めます。

●ヒデルギン
脳への酸素および血液供給を促進し(微小循環改善)、新陳代謝を活発にすることで、脳内ニュートロンの接続回数と能力を向上させ、精神能力を高める。

●ピラセタム・アニラセタム等
アセチルコリンのパワーを大増強する。神経の流れをよくするといわれている。(いろいろ調べたんですが、メカニズムは良く分かりません;)

●ビンポセチン
脳内でATPの生産を促し、グルコースと酸素の消費速度を高め、血流を潤滑にする働きがあるといわれています。

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