日本のメダルラッシュは不景気のおかげ?
アテネ五輪では、奇跡とも言えるくらいの日本人のメダルラッシュ。ここ最近のオリンピックからすると考えられないくらいの数ですよね。
このメダルラッシュはどうしてもたらされたのか…、と言う問いに対して、「それは不景気のせいでは?」という説を唱えた人がいます。それはなんと、糸井重里さん。
◇ほぼ日刊イトイ新聞(8月24日)より
なぜ日本の選手たちが強くなったのか?「それは、不景気のせいだ」という仮説を立てたのです。いわば、若い人たちのいる場所が、肥沃じゃなくなったということです。そこで、永田農法的に、ひとりずつの選手の生命力が発揮されるようになった、という説。永田農法というのは、トマトを栽培するとき、わざとやせた土に植え、水もほとんどあげないという「スパルタな」育て方。こういう「過酷な環境」だと、栄養があって美味しいトマトができるのだそうです。
経済的な影響が及んだと言うことではなく、社会全体の風潮として「参加することに意義がある」から「結果を求める」に変化しているのかも知れません。あるいは、自信をなくした日本人が、外国からの技術導入などに対して、謙虚になったあらわれなのかも。
そしてこういう論調は、準決勝で敗れてしまった野球の関係者に向けて、矢のように突き刺さるかも知れません。どちらにしても日本の野球には、「過酷な環境」が待っているのかも。
« 焼酎居酒屋『がってん承知之介』 | トップページ | 沖縄旅行@台風16号に行く予定です »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント