ハンマー投げで薬物、室伏「金」昇格?読売の報道
今日の14:30位に、読売新聞、およびそこから配信されるサイト(Yahoo!トピックス、@niftyニュースなど)で、下記のような記事が掲載されました。
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ハンマー優勝者に薬物違反の疑い…室伏「金」も (読売新聞)
【アテネ=結城和香子】22日に行われたアテネ五輪の陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアン・アヌシュ選手(ハンガリー)(29)が、薬物検査に必要な尿サンプル量(75ミリ・リットル)を提出しなかった疑いがあることが、分かった。
五輪関係者が24日、読売新聞の取材に対して明らかにした。
ドーピング(薬物使用)規定によると、薬物の陽性反応が出た場合のほか、検査の尿サンプル量が検査規定通り提出されない場合も、自分の尿サンプルをすり替えた疑いがあるため、処分の対象としている。ドーピング違反が適用され、アヌシュ選手の金メダルがはく奪された場合、28センチ差の2位だった室伏広治選手(29)(ミズノ)が1位に繰り上がる可能性が出てきた。
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ところが、その30分後くらいから、各ニュースサイトで上記記事が一斉に削除されました。なんだか、あれよあれよと言う間に消えていって、ちょっとびっくり。(インフォシークはわりと残ってます)
スクープなのか誤報なのか…、日本人にとっては大きいニュースですし、五輪の威信に関わる重大問題。是非その後の情報を期待したいものです。
※読売新聞の夕刊1面に掲載されているようです。
関連:結城和香子さんの著書
◇オリンピック物語(帯に「神に捧げる祭典は、なぜ商業五輪になってしまったか」とあります)
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続報:
今朝(8月26日)の読売新聞朝刊1面には、五輪関係者の話として、昨日の報道と異なり、「(尿サンプルの提出などは)規定通り進んでいる。問題にはなっていない。」という記事が掲載されました。誤報っぽいですが、ちゃんと訂正されましたね。
毎日新聞のサイト上でも、五輪陸上:ハンマー投げ優勝者の薬物疑惑 室伏が帰国延期という記事も出ています。
続報:8月26日
◇アヌシュ再検査へ IOCが方針固める(共同通信)
同選手は、22日の競技後のドーピング検査では違反は見つかっていない。しかし、IOCの有力理事が「他の事例もあり、疑いを抱いている」と述べ、再検査する意向を示した。アヌシュについては日本オリンピック委員会(JOC)が25日、徹底した調査をするようIOCに要請していた。IOCは選手村開村から大会終了までの約4週間を「五輪期間」と定め、この間は競技後、抜き打ちを含めていつでもドーピング検査を実施できると規定している。
続報:8月30日
◇競技後の尿検体は別人、アヌシュ失格で室伏に金
しかしIOCは、アヌシュ側の説明には検査拒否の正当な理由はないと判断。さらに五輪の競技前と競技後の検査で採取したアヌシュの尿検体が、別人のものだったという決定的な証拠も示し、同選手のドーピング違反を認定。理事会で正式の処分を決めた。そりゃ、決定的ですね。
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