目につく「世襲アスリート」
今回のアテネオリンピックの日本代表に2世選手が多い、という印象が有ります。2世選手が有利な面としては、
1.DNAの継承。
2.小さい頃からのトレーニング、ノウハウの伝授。
3.明確なモチベーションの維持。逃げ場がない。
4.まわりの期待を集めやすく、追い風にできる。
と言う要因が考えられます。
しかし「会社経営の継承」「流派の家元の継承」と比較すると、モノや権利を移管できないという難しさがあります。なにより、選考会でフェアに1番にならないと、代表になれません。それでもこれだけ2世アスリートが増えているというのが、ちょっと驚きです。
誰か1人の意志だけで実現されることではなく、「自然の流れ」として増えているのです。
ということは、世の中は結局「カースト制度」なのではないか、などとも思いました。憲法で職業選択の自由が保障されていたり、職業がどんどん専門的になっていくとしても、結局エントロピーは増大せず、職業選択はカオスではなくそれなりのコスモスに向かう。窓拭きの子供は窓拭き。営業の子供は営業。SEの子供はSE。
これを不思議と考えるか、当たり前と考えるか?
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