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2004.10.06

健康系…ならぬ「動物系“アミノ犬”」

041006a.jpg
 ショッピングセンターの片隅で、犬がわんわん吠えているので、犬好きな私は、ふらふらっとペットショップに入りまして、いきなりこのボトルが目に入ってきました。これは、商標・意匠的にいいんでしょうか??(^-^;

 ま。それは置いといて。

 動物もアミノ酸が必要なことは言うまでもありませんが、普通にペットフードをあげていればいいはずですよね。だいたい、人間用の「アミノ式」よりも3倍近く値段が高いのはどうしてなのでしょうか?人間用の「アミノ式」をあげるよりも贅沢と言うことですよね。(人間だって動物なんだから、「アミノ式」で良いと思うんですけど…)

 まあ、そう言うことを言っていても仕方ありません。コレが売れるんですから。犬を飼っている人が、自分では吉野家の牛丼を食べておきながら、犬には1500円の松阪牛を買ってくる、という話を聞いたことがあります。

 貨幣経済は、一人一人の効用最大化を実現するように調整機能が働くと言われています。この効用自体がねじれていると、経済全体・産業構造ががねじれてくるわけです。

 私は犬に松阪牛を食わせたり、アミノ犬を飲ませることが悪いとか、精神的にねじれているとか言っているわけではありません。だったら貧しい子供に募金しろとか言うことを、ココで言うつもりもありません。(犬は自分を癒してくれるが、遠い子供は癒してくれない、という論理もありますので。)

 ただ、経済原則に不条理を感じることが多い今(←デフレとか・貧富の差の拡大とか・それなりに働いているのにリストラされるとか)、その基盤にはこうした人間の価値観構造=文化があるのではないかと思ったのです。多様な価値観を持つ人間の経済というのは、一様な価値観を持つ社会より、不安定になるのかも知れません。あるいは、長期的に見れば安定するのかも知れません。よく分かりません。

 なんだかよく分からないけど、とにかく嬉しそうにじゃれ合ってる子犬たちが、店内には沢山いて、かわいかったです。

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