「鳥つね」の親子丼
銀座線・末広町駅のほど近く。「鳥つね」は、親子丼の名店です。
昼過ぎにのれんをくぐり、数人の行列の後ろにつきました。ほどなく席に着きましたが、お目当ての「特上親子丼」は、すでに売り切れ。そこで、400円安い「上親子丼」を注文しました。

10分ほどで、親子丼がやってきました。まず目に付くのが、卵の色です。もはや黄色ではなく、オレンジ、あるいはブラッディオレンジあたりでしょうか。あちらこちらから溶岩を噴出す火口の様です。
表面を眺めると、白身は白身、黄身は黄身、青菜は青菜、鶏は鶏、という感じです。どんぶりを大地に見立てると、全体に均一化されてはいなくて、各地域ごとに特定のカラーが偏在しつつ、全体として調和を生み出しています。そして、宇宙から見る大気圏の様に(?)、全体をとろみが覆っています。
というわけで、さっそく大気圏突入。まずは、卵の黄身、ないしは「朱身」を、下のご飯ごとすくってパクり。うーん、期待にたがわず、まろやかこってり。そして、醤油だしベースのつゆの風味が味をまとめ上げます。
お目当ての鶏肉は、脂身が少ないながら、噛むと「シコっと」した歯ごたえ。さすがは地鶏、実にしっかりとした旨みを湛えています。そして脇のほうで「ぐずぐずっ」と固まった白身も、なかなかどうして旨いのです。
量もしっかりありますが、最後まで飽きることなく、満足して完食。まさに、下町の名品です。
それでもまだおなかに余裕があったら、デザートにうさぎやのどら焼きでも。歩いて5分ほどです。
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