永久欠番
今日は、父の祥月命日です。亡くなってから、はや14年。
…どんな人だったんだろうなぁ。
父は自営業だったので、おつきあいのある人が大変多かったようです。周りの人の意見を総合すると、
・面倒見がよい
・まめな人
・豪快な人
父を知る人と話をすると、「あんたのお父さんはすごかったからなぁ」と言われます。(ありがたいことです)
でも、私自身は、「父はこういう人だった」と上手く言えません。
もちろん、父の思い出はたくさんあるけど、私はまだオトナじゃなかったので、「どういう人か」は分からないうちにいなくなってしまった、という感じです。
若くして亡くなったとは言え、もう14年も前のことです。父が亡くなったときに「ぽっかりと」空いた穴は、様々な物や人に埋め合わされています。父が作り上げたはずものは、様々な物や人に紛れて、もう見えなくなっています。夏の砂浜で子供たちが作る大きな城も大きな穴も、夕方には消えている様に。
自分にとっては「父親」なので、ふさがるはずのない穴があるはずなんですが…。人間の「盲点」が、普段見えないのと同じなのかなぁ。
…ああ、思い出しました。
父は、「優しい人」でした。あちこち連れて行ってくれました。勉強を見てくれました。目標になってくれました。私が永遠に失っていたのは、優しい父親です。
一度で良いから、一緒に酒を飲みたかった。
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