酉年の酉の市
11月といえば酉の市。21日の「二の酉」に行ってきました。東京の神社数カ所で行われていますが、江戸っ子たる者、やはり浅草の鷲(おおとり)神社に行かねばなりません。
この鷲神社、これまでは銀座線「田原町駅」から徒歩30分、という行き方しかなかったのですが、今年からはつくばエクスプレスの浅草駅ができたため、そこから徒歩15分で行かれるようになりました。この駅を降りると、六区やビューホテルのすぐ脇に出てきます。
駅構内には、浅草に縁のある人物達の紹介が掲示されています。古川緑波、エノケン、永井荷風、樋口一葉などなど。
此年 三の酉まで有りて 中一日は津ぶれしか 土前後の上天気に鷲神社の賑わひすさまじく、此処をかこつけに 検査場の門より入り乱れ入る若人達の勢ひとては 天柱くだけ地維かくるかと思はるる笑ひ声のどよめき・・・・さらに、二の酉までしかない年の二の酉は大変混雑します。お参りして、熊手を買って帰ってきただけなのですが、すっかり疲れました。
-樋口一葉「たけくらべ」
買った熊手のお値段は、一葉+英世×3=8000円。
ここ数年、予算を縮小し続けてきましたが、今年は去年より少しだけ高い熊手を買いました。すると帰り道、疲れながらも、少しだけ気合いが入ってきたのでした。
さあ、年末は書き入れ時、掻き入れ時です。
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