映画「県庁の星」
とある県庁に勤めるエリート公務員が、「民間企業での研修」ということで倒産寸前のスーパーに派遣され、その仕事を通じて「大切なこと」に気づく。というストーリーの映画です。織田裕二と柴崎コウが主演。
先週末に見に行きました。あまり評判は耳にしませんが、結構よかったです。
主人公が気づいた「大切なこと」は2つ。
一つは、「相手の気持ちを考える」。
赴任先スーパーで自分で開発した弁当が売れないのは何故か?「女は、形のない物に金を払うモノよ」というアドバイスを受けて、「豪華かに弁当」というネーミングから「お祝いの時に食べたい、祝い膳」といったものに変更したら売れた、という話。
もう一つは「素直になる」。
自分が孤立するのは何故か?県庁で自分が成功してきたやり方、つまり徹底的なマニュアル化と、組織としての上意下達の行動を押しつけたのが間違い。人の話を素直に聞いて、自分も一員としてその場に合わせて行動すると、やがて人々は協力してくれるようになる、という話。
シンプルで安心できるストーリーと、そつのないベテラン俳優の演技で、あまりくどくない映画です。デートなら、「バリバリのキャリア女性ではない人」「バリバリの映画ファンではない人」と見に行くのがオススメ。
« ニュースクリップ集:03/20-03/26 | トップページ | やわらか戦車vsのらくろ二等卒 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント