私の職場は秋葉原にあります。その職場で仕事中、腐ったイカが焼けたような、異臭が漂ってきました。においの元をたどると、電灯スイッチで漏電が起きていて、触るととても熱く、やがて煙のようなものも出てきました。あわててブレーカーを落としました。
運良く火災を防ぐことができました。とはいえ、ほぼ真っ暗で仕事ができません。急いで電気工事を手配しようとしました。が。。。
そもそもこのスイッチを工事した会社には、(諸事情により)もう連絡を取ることが出来ませんでした。
うちのほかの部分の電気工事を担当してくれた会社に連絡しましたが「職人が出払っていて、行かれるのは早くて週明けです」とのこと。「近所の電気屋さんを探してください」とまで言われました。
「仕方がない。それにここは秋葉原電気街ではないか」と思い、タウンページやらインターネットやらでさがし、「電気工事」を掲げる近所の業者に電話をかけました。しかし、数社当たってみたのですが、いずれも「職人が出払っていて…」という回答。秋葉原の量販店のテクニカルセンター的なところにも、「そういう緊急工事はやっていない」と答えられてしまいました。
秋葉原電気街は、電気街と書きますが(※秋葉原電気街振興会、あるいは駅の表記など)、実際は「電器街」であって「電気街」ではないのです。
また、インターネットで「電気工事、24時間すぐに伺います」みたいな広告を書いてある業者をいくつも見つけましたが、こちらも2件中2件が「職人が出払っていて…」という納得のいかない回答。水回りのクラシアンみたいな業者は、電気ではないんですねぇ。
探しまくったあげく、結局、東京都電気工事工業組合 住宅電気工事センターというところを見つけ、こちら経由で、隣町の神田の電気工事業者さんを紹介してもらいました。「それじゃあ、仕方ないな。すぐ行きますよ」と、そこの社長さん自ら自転車で来てくれました。
ものの30分で作業終了。原因は、取り回しの銅線が無理に曲げられて取り付けられていたために、早く疲労を起こしたのではないか、とのことでした。(とても丁寧に作業をしてくれました)
緊急出動的な業務は、やはり負担がかかるようで、どの会社もやってくれないようです。その社長さんには、料金を多めに払って、感謝の言葉とともに深々とお礼を言ったのはいうまでもありません。
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