緑色の教授:筑波常治先生
緑色の教授。
毎回、緑色のスーツに緑色のシャツ、緑色のネクタイという出で立ちで登場する教授がいました。(金ピカ先生という人もいましたが、予備校の先生でしたよね)
黒板は自ずと緑色なのですが、ペンも緑色(インクも)、そしてなんと印鑑の朱肉も緑色(緑肉?)、という徹底ぶりです。でも、緑といっても「濃い緑」「薄い緑」などでコーディネートされていて、お年を召されているとはいえ、なかなかスマートな印象でした。
よほど変わった先生だと思われると思いますが、授業はすごくまじめ。一般教養科目の「自然科学概論」という授業でした。(正直、内容はほとんど覚えていません。今ならすごく興味のある内容なのですが、時既に遅しです。なおここに概要がありました。先生のお写真も)。
ところで、この先生に関して、あるうわさがありました。
「…筑波先生って、皇位継承権があるらしいぞ。」
「へー。」と思ったものの、当時はそれ以上の詳しいことも知らず、とりあえず単位をもらい(たしか「良」)、大学を卒業しました。
卒業して数年経ち、そのお名前を再度拝見したのは、思わぬところでした。「靖国神社A級戦犯合祀」に関しての記事です。
父は合祀に慎重だった 故筑波宮司の長男証言 「東京新聞」(2005
そして、日経新聞のスクープとなった例の「富田メモ」にも、昭和天皇の言葉として、父君のお名前が出てきます。
私は或る時に、A級が合祀され (中略) 筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが
注)このメモについては、真偽や読み方、本当に昭和天皇の言葉なのかなど、議論があります。上記記事参照。
ここに出てくる父君は、上記記事内にあるとおり靖国神社5代目宮司、筑波藤麿氏です。もともと山階宮という宮家のご出身(山階宮藤麿王)。お兄様の山階芳麿氏は、紀宮さまが勤務していた「山階鳥類研究所」の創設者です。
ただ、筑波教授がお生まれになるまえの昭和3年に父君が臣籍降下されているとのことで(そのときに筑波姓となったわけですが)、皇位継承順位として序列されたことは無かったのかもしれません。また、現在、皇位継承権は(現在の)皇族の男子のみにあります(←皇室典範)。
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筑波教授は7年前に大学を退職されたようですが、今は如何されているのでしょうか?ネットで色々と教授の著作を多数見つけましたので、今度手に取ってみたいと思います。
参考:
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コメント
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初めまして のぶりん1000ともうします。稲門の出身です。
筑波先生のことを先日ブログで話題にしましたが、皇位継承権は噂に過ぎなかったのですか。それでもやんごとなきおかたということにはお変わりありませんね。
投稿: のぶりん1000 | 2008.11.06 15:59
筑波久常先生は、この4月13日に御亡くなりになりました。
謹んで哀悼の意を表します。
実に楽しいユニークな先生でした。
青山学院の授業でご一緒していろいろご教示を戴きました。
友人も彼の指導のもとに博士論文を書いたと言う事でした。
ご一報まで。
投稿: 福田眞人 | 2012.07.07 21:17
筑波常治先生は2012年の春先に亡くなっていたそうです・・・勉強がはかどらずたいへん困っていたときに筑波先生の授業に参加したところ、すごく楽しい授業だと感じました。それがきっかけであらためて勉強を進めていけるようになりました。筑波先生公私ともども本当にありがとうございました。長い間の講義、おつかれさまでした。謹んでご冥福をお祈りいたします。追伸・・・最後にもう一度先生の授業が聞きたかったです・・本当に残念です。
投稿: | 2012.08.07 01:55
コメントありがとうございます。そうでしたか。。。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
投稿: nako | 2013.07.18 14:43